クリスマスツリーが街を彩り、心が弾む今日このごろ皆様いかがお過ごしでしょう。
お久しぶりです。
元バイトです。
会社を退社しても、こうしてブログを書かせて頂けるとは何とも光栄なことです。

今日は元バイトが入社した会社をご報告します。
静岡の地場産業であるサンダル工場で働いています。
今はまだ完成品の糸を切ったり、汚れを落として箱詰めする程度のことしかできませんが、将来は一人で設計から完成まで出来る職人になれる…らしいです。
従業員は45人、そのうちパートは40人です。
定年の年齢が決まっていないので若い社員よりもパートのパートのおばちゃん、おじちゃんが沢山います。

大人ばかりの世界は厳しいです。
【】さんには先日メールで会社は楽しいとお伝えしたのですが…実は社内イジメがありました。
ベテランのおばちゃんが、新人のおばちゃんをイジメていました。
ベテランのおばちゃんは24年働いていてかなり仕事ができ、性格も妥協を許さない厳格なお師匠様タイプです。
それにたいし、新人のおばちゃんはのんびりとした天然タイプの人です。
新人のおばちゃんが「ライターありますか?」と聞くと、ベテランのおばちゃんは「ライターありますか、じゃあないでしょ!ライターはあって当たり前です!」そういって仕事に使うライターを渡してあげませんでした。
そればかりでなく、ベテランのおばちゃんは自分でライターを買っていると嘘をつきました。
そのため新人のおばちゃんは糸を焼き切る作業に必要なライターが使えず、困っていました。
コレぐらいのイジメは軽い方です。
新人のおばちゃんがちょっと間違えをするだけで頭を叩いたり、大声で怒鳴りつけました。
これは誰がどう見てもパワハラさえ越えたイジメでした。
他のパートのおばちゃんは見ていながら助けもせず、逆にいっしょになってイジメに加わっていました。

突然小学生の頃の記憶が戻りました。
転入生がいじめられているのを見てみぬふりをしていました。
また見てみぬふりをしてしまう自分も、大人の世界にイジメがあることも大嫌いで毎日が灰色でした。
この環境に3日耐えたら自分を褒めてやりました。
1週間耐えたらまるで1年いる気分になりました。
そんななか、私と一緒に入社したお姉さんがやめてしまいました。
原因はイジメを見ていられないことと、汚く散らかった会社にうんざりしていたからだそうです。
しかし上司には「私には向いていない仕事だから」とだけ伝えたらしく、本当の事を言わずに退社してしまいました。

以後私の中で何かが変わりました。
直接新人のおばちゃんを助けることは今の私にはできませんが、私は私に出来る範囲の精一杯の抵抗をする事にしました。
仕事のテーブルセッティングは必ずみんなが道具を使いやすい位置に並べてライターなどなくならないように注意しました。
常にみんなの行動や目線にきをつけ、何を考えているのか、何を探しているのかを想像し道具を渡したり進んで仕事をしたり、まるで合コンです。
ベテランのおばちゃんは何か問題が起きると全て新人のおばちゃんのせいにしました。
なので私がやったであろう失敗は「私がやったかもしれません」と反抗的な態度をとり、私がやった失敗は当然「私がやりました」とわざと大きな声でいってやりました。
パートのおばちゃんからは「変な子だね」と陰で言われていましたが、だんだん分かってもらえたようで今ではすっかりイジメがなくなりました。

めでたしめでたしですが、この会社は問題だらけです。
社員よりも働けるパートのおばちゃん達の給料は最低賃金だとか、交通費が出してもらえないだとか、工場長は工場長で仕事ができないパートのおじさんをいじめています。
そうそう、怪我をしても労災が降りないということには驚きました。
人間も45人もいれば色々なキャラの人に出会います。
みんなキャラが濃くて面白いです。
「会話で探りを入れる」という悪知恵を覚えた私は今ではすっかりおしゃべりなおどけ キャラになりました。


よだんですが、イジメられていた新人のおばちゃんのウップンが溜まりに溜まっていた様子だったので森の仲間東新田店をおかりしました。
2人でカレーを頼みました。
中辛はガラムマサラが効いていておいしいですね^^
御飯が食べ終わってもたっぷり2時間、入り口に近い席でお喋りしていました。
流石に迷惑だろうと思っていたのですが、黒髪ストレートのおさげ髪をした若い店員さんが笑顔でお皿を下げたり、お水のおかわりをついでくれました。
森の仲間はとても居やすいレストランです。
そのためファイルを片手にしたサラリーマンや、ノートを持った女性が一人でものんびり食事ができるようでした。

PS
私事ですが、例の物、明日必ず郵送します。
かなり遅れてすみません